【なりたい髪型にちゃんとなりたい!】僕が一番困った髪型オーダーの話をさせてくれ

こんにちは齋藤リキ(twitter rikisaitou2)です

初めて行く理美容室で不安な事ありますよね

料金は想定する価格より高かったらどうしよう?とか

どんな人が切ってくれるのかな?とか

トイレすぐいけるかな?とか

この先結婚できるのかな?とか

年金ってちゃんと貰えるんだろうか?とかね

色々、不安事あるでしょうけど、一番は『なりたい髪型にちゃんとなれるのだろうか??』じゃないでしょうか?

これ本当に難しいですよね『イメージの共有』が出来ていないと結構な確率でずれていきますし、やはりハサミを握っている担当の方の解釈・センス・趣向が合うかどうか?あとは結構、担当の方の年齢が重要なんじゃないかと思います

若い世代の美的センスを上の世代が理解出来ていない場合もあるからです。barberスタイル一つとっても細かなディティールが違う

なぜか、おっさんぽい仕上がりになってしまうのは世代の認識の差が生んだ悲劇なのかもしれません。なので僕はファションやメンズヘアの流行のアンテナを高く保っておきたいと思っています。




『イメージの共有』といえば27歳くらいの時ですね低料金のお店で働いていた時に後にも先にもあれほど『イメージの共有』が出来なかった事はなかっただろうなって事がありましたね

その日

内田裕也さん風の年配の方がご来店されたんですね

まぁもちろん金髪では無く白髪量多めの黒髪って感じでしたが、僕はロックンロールヨロシクだなって思ったわけですよ

席にご案内して「今日は髪の長さどうされますか?」と聞くんですが、大体のお客さんは「短く」としか答えてくれないんですね

そこから耳は出すのか?バリカンは入れるのか?前髪の長さは?娘さんの年齢は?等『イメージの共有』をしていきます

しかしこの内田さま僕の様々な問いかけに「プロなんだから見ればわかるだろ?」としか答えてくれません。最高にロックなアンサー・・・

この『プロ』というワードに触発された僕は(そう・・・僕はプロなんだ・・・厚生労働大臣から理容を業として許された男・・・いわば厚生労働大臣の末端にいるもの・・・大臣の顔に泥を塗るわけにはいかない!!!)

霧吹きで髪を濡らしながら考える・・・内田さまの希望はどこなんだ?内田様の髪のお悩みは??なんだ??良く考えるんだ!!!

そうだ!!これだけ伸ばしているのには訳があるのに違いない!!よほどこだわりがあるのに違いない!!!おそらく現状維持だ!!ロックの維持に間違いない!!




静かにハサミをシザーケースから取り出し全体の毛先を3センチ程カットし、もみあげと首回りのムダ毛を整えカット終了後、鏡を見せます

内田様はまばらになった歯をちらりと見せながら一言こう言いました

「プロなんだから見ればわかるだろう?」

 

ん・・・・?!??

な・・・なんだと!!!?!?

どっちなんだ?正解なのか?いやこれは不正解だ!!

ここでさすがの理容を業として許された僕も「耳は出したほうがよろしいですか?」と聞きます

そこで内田さま返す刀でこう切り付けてきます

「プロなんだから(略)」

(ゥツアーーーーーーーーーーーーーーー)

ほうほうほう・・・そうです僕はプロです、しかし特別な訓練を受けた訳では無いので心までは読み取れません

この後、耳出し→耳回り短め→ハサミ厚め刈り上げ→バリカン→スポーツ刈りがゴール!!でした

↑スポーツ刈り

脳内では谷村新二さんががサライを歌ってくれていました。店内はおめー早く仕上げろやという空気でいっぱいでした

内田様はというと

「プロなんだから最初からこう切ってくれよ」と言ってくれました

その夜、僕はこういう顔しながらビールを飲みました

FIN




 

 

勤務店 カットプレイスシーマ所沢小手指店

ヘアスタイル